子育てって文学だ
朝日新聞2020年2月29日28面記事より
作家の山崎ナオコーラさんと俳優の池田大さんの対談
「作家LIVE 子育てを語る」より
山崎さんは新著で専業主夫の日常を描く「リボンの男」を出している。
池田
「主人公が『自分の世界が小さくなっていく』と感じる描写があります(略)今は、小さい世界を極めることが、自分の深さにつながると希望を抱いている」
山崎
「私も友だちが海外でいい仕事をしているのを見るとあせるし、くやしい。でも、みんなが遠くに行くなら、身近な小さな仕事をしてやると思っている 」友人からもらった「子育ても文学だよねという」言葉が力になっているという
物事の細部にフォーカスして突き詰める。アウトプットすることを厳選する。限られた時間をどう活用するかを考えるいい機会と捉えると、また違った視点で育児を楽しむことができるのかもしれない。